土地・建物の登記事項証明書を取る1+3の方法。ベストな方法はこれ!

自分で相続登記申請しようとしてるけど不動産についてはどうやって書けばいいの?
不動産の所有者とか抵当権とかどうやって確認すればいいの?
不動産の謄本ってのが必要なんだけどどうやって取るの?

そんなお悩みは無いでしょうか。

この記事では、不動産の登記事項証明書の取り方や見方が分かるようになり、登記申請での不動産の書き方が分かります。

日常的に仕事で登記事項証明書を取っている司法書士が具体的な手順についてまとめていきますよ。

登記事項証明書を取る1+3の方法

登記事項証明書を取らなきゃなぁと思う機会は時々ありますが、あなたが必要なのは本当に「登記事項証明書」ですか?

ひょっとして「中身が分かれば大丈夫、どこかに提出するわけじゃない」なんてことはないですか?

どうしてそんなことを聞くかというと、証明文のついてないPDFファイルだったら一番安く簡単に取れるからなんです。PDFファイルでも中身は証明書と全く同じです。では、それを踏まえて方法を一覧でご紹介しましょう。

取得方法 費用 取れるもの
1.オンラインで請求、PDFで見る(オススメ) 1通335円 証明文など無しのPDF
2.オンラインで請求、法務局で受取り 1通480円 登記事項証明書
3.オンラインで請求、郵送で送付(オススメ) 1通500円 登記事項証明書
4.法務局で請求、受取り 1通600円 登記事項証明書

登記申請のために不動産の情報が分かれば大丈夫な人はPDFで取れる1番がオススメ。

一番安いしネットで完結するから即終わりますからね。

登記事項証明書の提出が求められている人は時間も節約できる3番がオススメ。

一番安い方法は法務局まで行かなきゃいけないんですが、法務局ってちょっと不便なところにあることが多いので行くのに時間がかかるんですよ。法務局に用事がある人(司法書士とか)だったら2番を使っても良いんですけど普通の人は郵送にしちゃった方が良いです。

まずは地番・家屋番号を調べよう

登記事項証明書を取る時に絶対に必要になるのが地番・家屋番号です。

住所(住居表示)とはまた別に地番というものがあります。地番は土地1筆ごとにつけられた番号のことです。

建物1筆ごとにつけられているのは家屋番号と言います。

この地番、家屋番号を申請して登記事項証明書を取ることになります。

住所は分かるけど、地番?なんて知らないんだけど。

地番、家屋番号を調べる方法はいくつかありますが、あなたか家族が所有する不動産であれば固定資産税納税通知書を見ると書いてあります。

「〇〇市〇〇町〇丁目〇〇〇-〇」のように書いてあるのがそうです。正確には末尾の〇〇〇-〇の部分が地番ですね。

納税通知書が無い場合には、不動産のあるところを管轄している法務局に電話で聞いてしまうのが一番早いです。

地番照会の電話番号は「市区町村名 登記管轄」で検索します。試しに白岡市で検索すると

白岡市 登記管轄で検索

Google(https://www.google.com)から引用

結果の一番上に白岡市を管轄している「さいたま地方法務局久喜支局」が出てきました。これをクリックします。久喜支局のページを見てみると

さいたま地方法務局(http://houmukyoku.moj.go.jp/saitama/)から引用

電話番号のあたりに連絡先が書いてあります。1番に地番・家屋番号の照会について~と書かれていますね。ここへ電話すれば白岡市の不動産の地番・家屋番号を聞くことができます。

オンラインでPDFを取る方法(中身が分かれば良い人)

PDFで良い場合には、一般財団法人民事法務協会が運営する「登記情報提供サービス」が利用できます。

こちらの利用にはWindows PCとクレジットカードが必要です。スマホ、タブレット、Macintoshからのアクセスは保証外となっています。

利用可能時間は平日午前8時30分~午後9時までとなっているので注意しましょう。

一時利用ですぐにPDFが取れますのでそちらの登録をします。ご利用者登録メニューの一時利用の中にある青いボタン、利用申込をクリックします。

登記情報提供サービス(https://www1.touki.or.jp/)から引用

次のページの一番下の方に約款があるので内容を確認して「同意する」をクリックします。

登記情報提供サービス(https://www1.touki.or.jp/)から引用

次のページにて必要情報を入力します。ここで設定したパスワードは後で使います!

登記情報提供サービス(https://www1.touki.or.jp/)から引用

入力内容の確認を済ませると仮登録となり、メールアドレスにEメールが届きます。

このメールの少し下に「利用者ID」が書かれていますのでコピーをしておきます。それから

メール内に本登録のためのURLもありますのでクリックします。

登記情報提供サービス(https://www1.touki.or.jp/)から引用

登録完了画面でログインへボタンを押して、ログイン画面に移動します。

登記情報提供サービス(https://www1.touki.or.jp/)から引用

先ほどコピーしておいた利用者IDを貼り付け、仮登録時に入力したパスワードを入力してログインします。

登記情報提供サービス(https://www1.touki.or.jp/)から引用

マイページへログインしたら2の「不動産請求」のタブをクリックします。

登記情報提供サービス(https://www1.touki.or.jp/)から引用

請求方法は所在指定のままで大丈夫です。

2の種別から土地か建物を選択し、3の所在を選択していきます。プルダウンメニューから都道府県を選んでから、所在選択ボタンを押して市区町村以降を選択します。最後に事前に調べておいた地番や家屋番号を4で入力します。

地番や家屋番号は例えば「777番7」であれば「777-7」、「777番7の7」であれば「777-7-7」などのようにハイフンを使って入力します。5で全部事項にチェックが入っていることを確認したら8の確定をクリックします。

登記情報提供サービス(https://www1.touki.or.jp/)から引用

登記事項証明書を取る不動産の左側のチェックボックスにチェックを入れ、一番右下の請求ボタンを押します。クレジットカードでの決済処理が完了するとマイページでPDFを表示する準備ができます。

登記情報提供サービス(https://www1.touki.or.jp/)から引用

請求した不動産をチェックボックスから選択して「表示・保存」ボタンを押します。

ブラウザ上でPDFファイルが開かれるか、PDF保存のダイアログが表示されます。

これでPDFを保存することができました!

オンラインで請求、郵送で取る方法(提出する人)

登記事項証明書を提出する必要があるときは「登記ねっと」を使います。

こちらはWindows7以降のWindows OSでIE11が推奨環境となっています。が、とりあえずWindowsで他のブラウザでも動作しています。上手く動かない場合は推奨環境で試して見てください。

登記ネットでの手数料支払いはインターネットバンキングか、ペイジーが使えるATMで行います。ペイジー対応ATMと言えば身近なところでは郵便局のATMとかがありますね。

こちらのサイトも利用時間は平日午前8時30分~午後9時までとなっています。気をつけてくださいね。

サイトにアクセスしたらまず「申請者情報登録」をクリックします。

登記ねっと(法務省)(https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/)を加工して作成

申請者情報を入力して「確認(次へ)」をクリックします。申請者IDとパスワードは忘れないようにしてくださいね。

出典:登記ねっと(法務省)(https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/flow/kantan/kankyo.html)

登録したメールアドレスに「認証情報」が届きます。コピーして認証情報入力画面で貼り付け入力しましょう。

これで利用登録は完了です。

トップページから「かんたん証明書請求」にログインします。

登記ねっと(法務省)(https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/)を加工して作成

申請者IDとパスワードを入力してログインします。

証明書請求メニューの一番上が不動産の登記事項証明書の請求です。こちらをクリックしましょう。

登記ねっと(法務省)(https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/ReceptionWeb/top/SC01WL01-Login)を加工して作成

続いて請求する不動産の指定をするので「オンライン物件検索を使う」をクリックします。

登記ねっと(法務省)(https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/ReceptionWeb/top/SC01WL01-Login)を加工して作成

「種別」から土地か建物を選択し、「所在」を選択します。小字まで求められることがありますが分からなければ「小字なし」にしておけばOKです。

調べておいた地番・家屋番号を入力して「検索」をクリックします。

登記ねっと(法務省)(https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/ReceptionWeb/top/SC01WL01-Login)を加工して作成

すると下の方に入力した物件が表示されますので確認したら「確定」を押します。

登記ねっと(法務省)(https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/ReceptionWeb/top/SC01WL01-Login)を加工して作成

画面の指示通りに送信まですると「処理状況照会」に状況が表示されます。

処理が進むと数分で納付ボタンが表示されますのでクリックします。

登記ねっと(法務省)(https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/ReceptionWeb/top/SC01WL01-Login)を加工して作成

するとインターネットバンキングによる電子納付のボタンと、ペイジー対応のATMで支払うための情報が表示されます。

インターネットバンキングでは電子納付ボタンを押して各金融機関ごとの手続きを。

ATMでは必要な情報をメモ、または撮影して手続きをします。

登記ねっと(法務省)(https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/ReceptionWeb/top/SC01WL01-Login)を加工して作成

支払いが完了すると処理状況が進み、手続き完了となります。こちらで登記事項証明書が郵送されます。

登記申請のための登記事項証明書の見方

登記申請をするときは申請書の末尾に「不動産の表示」として不動産の情報を記入します。

不動産の情報って何をどう書けばいいの?

そんなあなたのために不動産の表示の書き方と、登記事項証明書のどこを見れば分かるのかを説明していきましょう!

土地の書き方

土地の場合は次のように書きます。斜体・灰色の文字部分を具体的に書き換えてくださいね。

不動産の表示    
 所在 特別区南都一丁目 ・・・①
 地番 101番 ・・・②
 地目 宅地 ・・・③
 地積 300.00㎡ ・・・④

書き換える内容は登記事項証明書のここを見れば分かりますよー。大体上の方に固まっています!

様式例(法務省)(http://www.moj.go.jp/content/000001918.pdf)を加工して作成

建物(一戸建て)の書き方

続いて建物はこんな感じに書きましょう。ちゃんと自分のケースに合うように書き換えないとダメですよ。

不動産の表示    
 所在 特別区南都町一丁目 101番地 ・・・①
 家屋番号 101番 ・・・②
 種類 居宅 ・・・③
 構造 木造かわらぶき二階建 ・・・④
 床面積 1階 80.00㎡ ・・・⑤
  2階 70.00㎡  

建物についても登記事項証明書の前半部分を見れば書くことができます。

様式例(法務省)(http://www.moj.go.jp/content/000001919.pdf)を加工して作成

見本に載っている表題部(附属建物の表示)の欄は無い場合もありますが、どちらにせよ書くことはないので気にしなくてOKです!

建物(マンションなど)の書き方

マンションなどの区分所有建物と呼ばれる不動産については書くことが多く、内容も複雑です。こんな感じに書いていきましょう。

不動産の表示    
 一棟の建物の表示    
  所在 特別区南都町一丁目 3番地1 ・・・①-1
  建物の名称 ひばりが丘一号館 ・・・①-2
     
 専有部分の建物の表示    
  家屋番号 特別区南都町一丁目 3番1の101 ・・・②-1
  建物の名称 R10 ・・・②-2
  種類 居宅 ・・・②-3
  構造 鉄筋コンクリート造1階建 ・・・②-4
  床面積 1階部分 150.42㎡
・・・②-5
     
 敷地権の表示    
  符号
・・・③-1
  所在及び地番 特別区南都町一丁目3番1
・・・③-2
  地目 宅地
・・・③-3
  地積 350.76㎡
・・・③-4
  敷地権の種類 所有権
・・・③-5
  敷地権の割合 4分の1
・・・③-6

多くて大変です。登記事項証明書の見るところも多いので気をつけましょう。

様式例(法務省)(http://www.moj.go.jp/content/000001920.pdf)を加工して作成

特に「敷地権の表示」の部分は上下に分かれて載っているので下記間違えないようにしてくださいね。

まとめ

登記事項証明書を取るときには、先に地番・家屋番号を調べておきましょう。法務局の専用番号を検索して電話で聞くのが確実です。

登記事項証明書を提出する必要が無いのであれば「登記情報提供サービス」を使ってPDFを取得するのが早くて安いです。

登記事項証明書を提出するために取得するのであれば「登記ネット」から請求することで自宅に郵送してもらうことができます。法務局まで行って申請、受取りをするよりも安価なので利用をオススメします。

登記事項証明書の見方は不動産の種類によって異なります。見るべき箇所を抑えて適切に手続きができるようにしましょう!

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